何を隠そう俺は天パ(捻転毛)で、日々強烈なくせ毛に抗いながら生きているんだけど、27年間日々試行錯誤をすることで天パとのより良い向き合い方が見えてきた気がするから、解説をしていきたい。
天パで絶望しているメンズの役に立てば幸い。
俺の天パは酷い
天パっていうとどうせおしゃれパーマなんでしょ?はいはい。と言われがちなんだけど、俺の天パはグラビアアイドルがするモノマネのような甘っちょろいものじゃない。
数々の美容院で匙を投げられるくらい酷い有様で、学生時代には天パのせいで自虐的になり、陰キャ街道を突き進むことになった。天パは永遠の悩みなんだ。
縮毛矯正の費用とかっぱ頭
そんなに酷いなら縮毛矯正をしたらいいじゃん。という思われがちなんだけど、縮毛矯正は費用が高い上に続かない。矯正をした直後は驚きの効果を発揮するんだけど、時間が経つにつれて効果は薄れてしまうんだ。
とはいえ、悩みを解決する手段には間違いないんだけど、縮毛矯正をするとありえないくらい髪がストレートになってしまう。河童のような頭になってしまうというリスクと常に隣り合わせなんだ。高い金を払って河童に仕上げられたんじゃ目も当てられない。
年を取ると縮毛矯正に悩む
俺個人の話、縮毛矯正にも挑戦したことはあるんだけど、20代も後半になるといつまでも真っ直ぐの髪の毛でいることに価値を見出せなくなった。
これは男性なら誰もが行き着く悩みで、縮毛矯正自体は素晴らしいんだけど、メンズが縮毛矯正したスルンスルンの髪の毛になることはみっともないんじゃないか?と思うようになったんだ。場合によってはおでこを出したほうがいい時もあるし、ある程度動きがある髪の方が映える時もある。現実はいつも非常。
でも、パーマを当ててもうまくいかないのが天パの悩み。ただ、天パなんだからパーマに頼らずともセルフで仕上げて仕舞えばいいんじゃないか?という考えに至った。
天パは乾燥が天敵【湿気じゃない】
勘違いされがちなんだけど、実は天パは湿気じゃなくて乾燥が天敵なんだ。というのも、天パは濡れてから乾く過程でうねって固まってしまうから。だからこそケアをすべきなのは保湿。
梅雨の時期になると湿気で髪がうねってしまうという人が多いんだけど、それは髪の毛が乾燥しているから無駄に湿気を吸収してしまうからなんだ。保湿をして湿度を吸収する水分量を埋めてあげれば、うねりは軽減することができるから、まずは保湿。
俺が天パを抑えている方法
メカニズムがわかったところで俺が毎日取り組んでいる天パを抑える方法を紹介したい。ただ、これはあくまで一例だから、モデルケースとして参考にしてほしい。
- シャンプーで洗髪
- 濡髪をベースケアする
- ブラシで全体に行き渡らせる
- 5分間ほど保湿
- 髪の毛をときながら乾かして冷風で形をキープする
- どうしても気になる癖はアイロンでケア
シャンプーはCLEAR ヘアプロテクトがおすすめ
シャンプーをいろいろ試した結果、俺が落ち着いたのはCLEAR ヘアプロテクト。洗浄もしっかりしつつ洗い上がりもいい。
女性用シャンプーやサロン専売品は洗浄力が強すぎたりして、逆にメンズの髪の毛を痛めつける原因になってしまうケースがあって、それによって乾燥を進めてしまったりすることもあるらしい。
シャンプーのしすぎもご法度。複数回シャンプーをすることで頭皮や髪の毛に必要な皮脂までも洗い流してしまい逆効果になるらしい。それに髪の毛がへたる原因になるから1回のシャンプーで十分。
洗髪後はオイルでの保湿をする
お風呂を上がってから濡れた状態の髪の毛にロレッタのベースケアオイルを塗布している。オイルを塗布することで髪の毛の保湿はできるし、その後のスタイリングもしやすくなる。
塗布をしてからブラシを使って髪の毛全体にオイルを馴染ませることで均一に保湿をすることでさらに髪の毛全体をバランス良く保つことができるようになるからおすすめ。
髪の毛を乾かしながら冷風でキープ
保湿まで終わったらブラシで髪の毛をとかしながら、普通に乾かす。9割くらい乾いたらドライヤーを冷風に変えて髪の毛を真っ直ぐに伸ばしながら固める。
髪の毛は冷える過程で形が決まるから、この時もブラシで引っ張りながら乾かすことで形を決めることができる。この段階で綺麗に形を作ることができる。
気になるくせはアイロンで落ち着かせる
気になるくせはアイロンで落ち着かせる。ボリュームがどうしても気になる場合は被り物をすることでケアすることもできるんだけど、アイロンを使ってケアした方が確実ではあるし、自分が作りたい形にすることができる。
全体にアイロンを通すと髪の毛が河童みたいになってしまうから毛先だけとかうまくアイロンを駆使して調整するとより自然な仕上がりにすることができる。
ワックスは油分が少ないものがおすすめ【天パを抑えるなら】
天パは保湿が大事ではあるんだけど、せっかく保湿した髪に水分を与えるのもうなる原因になってしまうからスタイリング剤は油分が少ないものを使うことをおすすめしたい。
その中でもオーシャントリコ クレイはまるで油分を感じさせない質感だし、使いやすいからおすすめ。
【注意】天パは保湿しても、雨には勝てない
ここまでの手順でうまいことパーマ風に仕上げることもできるし、自分の理想とする髪型を作ることができて幸せな気持ちになることは間違いない。
ただ、天パは必死で抑えたところで天パなのに変わりはない。当然ながら雨に超弱い。髪の毛が水に触れるだけで地獄の天パが息を吹き返すから注意してほしい。オイルで保湿ができて湿気対策はできたとしても水分は別の話。
定期的に縮毛矯正を当てるよりはいいかも
手間ではあるんだけど、定期的に縮毛矯正を当てる時間だったりとか縮毛矯正直後の河童のような頭に苦しむこと、髪の毛の痛みを考えると全然楽。縮毛矯正をすることで多少のうねりが気になったりして、逆に苦しむことになることを考えるとまだ全然いいかも。
天パのセットは意外とラク
しっかりケアをした天パであればスタイリング自体も自由自在だし、意外とラクなんだ。なぜなら適当にセットしてもそれっぽく見えるから。
ボリュームさえなんとかなれば、パーマ風で押し切れるし、なんならパーマと見た目は変わらない。直毛の人が手間暇かけてスタイリングする髪型がものの数分でできてしまうのが天パのメリットだったりする。
パーマ風スタイリングをするならツヤ感が欲しい
天パでもボリュームを抑えてツヤ感を出せばパーマに勘違いされる。パーマと思わせれば突然に天パはおしゃれになるし、見ている人の目にもおしゃれに映るというわけ。天パを抑えるなら油分は少なくしたいけど、パーマで押し切るならあえて油分が多めなスタイリング剤を使うことでそれっぽく見せることができる。
この他にも天パを抑える方法はあると思うんだけど、それは今紹介した方法で改善している。時間はかかるけど、ストレスとおさらばできるからぜひ参考にしてほしい。