固定費を減らすことが貯金を加速させる手段と世の中を賑わせているんだけど、その思いとは逆行して、サブスクリプションはどんどんその魔の手を広げている。サブスクは加入しているだけで使っていてもいなくても同じ金額が口座から引き落とされてしまう。こわすぎ。
俺はサブスクが嫌いで、なぜなら月に数百円ずつじわじわと引かれていくくらいならいっそのこと一回で買い切ってしまった方が得なのかもしれない。と考えているから。
というわけで、不本意ながら登録しているサブスクと契約したくないサブスクを今日は紹介したい。
サブスクはメリットだらけ
世間にサブスクが蔓延しているのはいうまでもないんだけど、なぜサブスクが流行っているのか?というとメリットだらけだからなんだ。企業にとって。
サブスクは毎月搾取をすることが大前提
当たり前のように何でもかんでもサブスクになりつつあって、今となっては音楽サービスやVODだけじゃなくて家具や車までサブスクをしている始末。もはや意味がわからない。
それというのもサブスクは企業にとってメリットが多いからで、買い切りサービスだと購入された時しか収益が発生しないのに対してサブスクなら継続的に消費者からお金を搾取することができる。企業にとっては瞬間的な売上よりも毎月安定して入ってくる少額の売上の方が今後の見込みを立てやすいしメリットだらけ。
消費者にとってのサブスクのメリット
もちろん企業だけではなくて消費者にとってサブスクを使うメリットはあって、常に最新版のサービスを使えたり、サポートを受けやすくなる。ただ、メリットを比較して考えてみると企業側のメリットが大きいのが現実。
現代人にとって固定費は課題
お金の話ばかりで申し訳ないんだけど、所々で貯金や資産を築くためには固定費を削減することが重要と言われがち。そのことを考えるとサブスクはまさに逆。契約すれば固定費は増えてしまう。にも関わらずその仕組みは消費者の感覚を麻痺させるようにできていて、月額負担が少額だからこそ消費者にダメージは少ないし、考える頭を麻痺させている。
サブスクは企業がいかに消費者の感覚を麻痺させて搾取するかを考えた結果の産物
サブスクは少額だからこそついつい契約してしまいがちなんだけど、まさしくそれが企業の狙いなんだ。消費者の感覚を麻痺させていかに搾取するかを考えた結果がサブスクというわけ。
サブスクが全て悪いということはないけど、無意識にお金が出ていくのは避けたいし、お金を増やしたいなら無駄な出費を少額からでも削った方がいい。チリも積もれば山となる。できれば不要なサブスクは解約したい。
俺が契約しているサブスク一覧
サブスクは企業の搾取するためのサービスだなんて言っているんだけど、なんだかんだ俺もガッツリサブスクサービスに大量に加入してしまっている。まさに企業の思惑通り。
俺が契約しているサービスは下記。
- 携帯代(月額4,000円)
- Amazonプライム(年額4,900円)
- YouTube Premium(月額1,180円)
正直、これ以上は必要ないというのが俺の考え。これだけでも年額68,000円くらいは企業に搾取されているからサブスクは怖い。
通信回線
携帯代が4,000円。1回線のみの契約。今は機種変更をしたことが原因で大手キャリアのauで契約をしているんだけど、格安SIMにもうすぐ乗り換える予定。
Amazon Prime
Amazonが提供しているサブスクサービスで他のサービスと比べ物にならないくらいくらいのサービスを格安で提供している。翌日配送無料だし、VODとか音楽配信とかまだ追加されて年間4,900円はいくらなんでも安すぎる。月額換算で410円くらい。入らない理由はない。
YouTube Premium
情報を入手するのを目的で入っているんだけど、毎日YouTubeを見るなら入っておいて損はない。なぜなら広告が鬱陶しいから。地味に広告が流れるストレスは半端ないし、いくら検索アルゴリズムから興味がありそうな話題をチョイスされているとしても時間の無駄。月額1,000円で広告を削除してくれるなら安すぎる。
しかも画面を消しておいても再生はできるから、トレーニングをしながら聞き流す時とかに最適なんだ。流し聞きをすれば1,000円なんて一瞬で元が取れてしまう。
俺が未加入を貫くサブスク
ここからは普通に生きているのであれば必要がないだろうサブスクサービスを紹介したい。というか、必要性があってもなんとかなるものが多いから加入している人は一度見直してみた方がいい。多分必要ないって結論になる。
- Office 365(月額1,274円)
- Adobe creative cloud(月額5,680円)
- 各種クラウドサービス
- 雑誌の定期購読
この辺りのサブスクはクリエイターであれば導入しておいて損はないんだけど、我らパンピーには一切必要がないし、入る理由もない。というのも、加入しなくてもなんとかなるから。
Office 365
いわずとしれたMicrosoftが提供するマイクロソフトオフィスの詰め合わせサブスクサービス。会社で使う人も多いと思うんだけど、ワード、エクセル、パワーポイントの三本柱はないと困る人も多いと思う。(特にワードとエクセル)
ただ、月額1,200円もかけずに買い切ってしまった方がお得なのも事実で、ワードもエクセルもパワーポイントも今更大幅な進化を遂げることはない。だから買い切った方がいいというのは言わずもがなではあるんだけど、Microsoft Officeはバカ高い。
だったら互換アプリを使えばいい話で、なにも Office 365にこだわる必要はないんだ。キングソフトオフィスなら4,000円で変えるし、見た目も操作性もOfficeに近い。ならもうこれでいいんじゃね?データの互換性は完璧ではないから、多少文字化けや数列のずれが発生することもあるけど、データを送るだけならPDFに変換すれば問題ない。
さらに安く済ませたいのならGoogleが提供しているスプレッドシートやドキュメントを使うという方法もあるんだけどマイクロソフトオフィスとの互換性が微妙で、文字化けが頻発するからストレスなく使いたいなら買った方がいい。
Adobe Creative Cloud
クリエイター、プロ御用達のAdobe純正編集ソフトたちがフルで使えるサービス。これだけ聞くと魅力的なんだけど、よほど何かクリエイティブな仕事をしていない限りは逆に使いこなすことは難しいから、代替が可能。
動画編集はPower directorに置き換える
動画編集も買い切りソフトを買えばいいじゃない!ということで俺はPower Directorに置き換えていて、カットのしやすさから操作性まで割と完璧。というか、便利すぎるが故に使いこなせないのがAdobeの特徴だと勝手に思っているんだけど、動画編集に関しては自分がやりたいようにできればそれでいいからPower Directorで十分。自分が使いやすければなんでもいいという身勝手な選び方。
Photoshop、Illustratorは使わなければいい
PhotoshopやIllustratorに関しては普通に生きている分には使う機会がないと思う。というのも、Photoshopは高機能すぎ。人物の写真を編集すればまるで別人のような美しさになってしまう。ただ、俺はクリエイターじゃないから不要。Illustratorも同じで絵を描く予定もないし、描くつもりもないから不要。つまりはこんな感じでAdobe Creative Cloudには使わないアプリも機能もたくさんあるってこと。使わないものにお金を払うほど無駄なことはない。
各種クラウドサービス
どこからでもデータを呼び出せるのは魅力的だし、サーバーにデータを蓄積させることで物理的なデータ容量を気にする必要がなくなる優れもの。趣味で俺も動画を触ったりしているからパソコンのデータ容量は気になるんだけど、莫大なデータを保管するならUSBとかNASを使って自宅サーバーを作った方がランニングコストが安いということに気づいた。というかデータを保管するためだけにお金を垂れ流しにするのが気に入らない。手間はかかるし、使い勝手は劣るけど費用も性能も高いからおすすめ。
雑誌の定期購読
買いに行くことなくいつでも雑誌を読めるサービス。dマガジンとかが主流なんだけど、読まない雑誌にまでお金を払っている計算になるから無駄。雑誌は読むものだけでいいし、データとして残らないから買っておいた方が得な気がする。ただ、現物を買うのは部屋に物を増やすだけだし、いらなくなった時の処分が面倒だからおすすめしない。
サブスクを抑えて出費を減らす
こんな感じでなんとか最低限のサブスクで生活をしているんだけど、今のところ困っていない。結局、金を払ってサブスクに加入するか、手間をかけて節約するかなんだけど、日本人の収入を考えると固定費は削った方がいい。なぜなら、サブスクに加入することで固定費は上がるんだけど、日本人の賃金は上がっていないから。
そもそも、収入が上がっていないのに、サブスクとか固定費が上がるシステムばかり増えている世の中を疑問に思うんだけど、それだけ現代人が物を買うことに慎重になっている証拠。だからこそ少額ずつでも搾取しようというのが世の流れというわけ。
ただよくよく考えると、サブスクは得をするばかりか消費者が損をするようにできているのが当たり前の話。なぜなら、使わないものにまでお金を払わされているから。ラインナップが多いからこそ多くの需要が見込める戦略ではあるんだけど、無駄は無駄。というのが俺の考え。
これから先もサブスクは登場してくるだろうけど、慎重に選ぶことが今後の生活の質を高める鍵だから、みんなも気をつけてほしい。