iPhone SE(第2世代)は"買い"なのか？圧倒的コスパを誇ると言われる理由を徹底解説！

iPhoneといえば、さまざまなシリーズが展開されているんだけど、その中でも一際、目を引くのが「iPhone SE」。ナンバリングされたデバイスではないんだけど、とにかく安い。

iPhoneシリーズの中では圧倒的低価格で、既存のシリーズと比べると約半額の4万円台で購入ができるのが最大の魅力なんだけど、「安いんだから、大したものじゃないんじゃないの？」と思われがちなんだ。

iPhone SE(第2世代)は既存のiPhoneシリーズの中でコスパがいいということを知らない人が多いから今回は紹介をしておこうと思う。

スマホの進化は頭打ち、価格競争時代

今のスマホ市場は価格競争が顕著になっていて一昔前なら十数万支払わないと買えないようなスペックの機種が4万円ほどで買えるようになってきているんだ。特に中国製のスマホがそうでコスパだけで言えばiPhoneに負けずとも劣らないものばかり。

同じスペックで値段が安いならそっちが欲しいと思うのは人間の性なんだけど、日本人はブランドが好きすぎてApple製品を使いすぎ。とはいえ、日本でメジャーなのはまだまだiPhoneだし、今更iPhoneから乗り換えること自体が嫌だという人が多いのも事実なんだ。そんな中唯一無二の施策としてAppleが売り出しているのがiPhoneSEなんだ。

iPhone SE

基本的なことから。iPhone SEはAppleから発売されているスマートフォンで、iPhoneのナンバリングシリーズと比べると低価格でお手軽にiPhoneを購入できるのが魅力の商品なんだ。

• ボディ iPhone8と同規格
• 容量 64GB/128GB
• サイズ 高さ138.4×幅67.3×厚さ7.3
• 重量 148g
• ディスプレイ 4.7インチ(Retina HD)
• チップ A13 Bionicチップ
• セキュリティ Touch ID
• 通信 4G(Wi-Fi6対応)
• バッテリー ビデオ再生13時間(30分で50%ほどの充電速度)
• SIM eSIM搭載

カメラなどの性能については後ほど解説をする。

驚きの軽さ。手のひらサイズのiPhone。

 iPhoneというとどんどんサイズが大きくなっているイメージなんだけど、iPhone SEはiPhone8のボディと同規格だから、コンパクト。「小さい！軽い！薄い！」が第一印象の人も多いと思う。過去のiPhone SE(第1世代)と比べると大きくはなっているんだけど、それでも現在販売されているiPhoneと比べるとコンパクト。

俺が使っていたiPhone XSと比べると重量は大きく変わりはないんだけど、幅と高さの変化が顕著。

低価格なのにスペックは十分。コストパフォーマンスの最高峰。

iPhoneは正直言って高い。中華スマホと比べても値段相応のスペックなのかと言われると疑問なところがあって、iPhoneくらいのスペックでも4万円で買えてしまう時代に来ているんだ。

機能面の向上よりも「良い機能をより安く」という価格競争が顕著になっている。だから、Xiaomiなどの中国メーカーのスマホは低価格かつハイスペック。これは紛れもない事実だし、シェア率も上がっている。安くて使えるならいうことないから仕方ない。

そんな中でこのiPhone SEはApple製品と思えない低価格なのにスペックはApple製品の名に恥じないものなんだ。

搭載チップ「A13 Bionicチップ」

スペックを語る上で外せないのが、今回のiPhone SEに搭載されているチップ「A13 Bionicチップ」で、このチップはiPhone11に搭載されたものと同じということもあり、小さいボディにしっかりとした処理能力が搭載されているといえる。

カメラも高性能？

カメラのレンズは背面に1つ、表面に1つとなっています。これだけ見ると「ショボいのでは？」という感想だと思う。俺もそうだった。ここ最近のスマホはデュアルレンズ以上が主流になっているから、今更1つだけってしょぼすぎ。

ただ、12メガピクセル(画角は35mm換算で28mm、F1.8)となっており、決して性能が低いわけじゃないんだ。「超広角カメラ」「ナイトモード」が未実装だけど、高画質な写真撮影は可能。

eSIMによるデュアルSIMに対応

デュアルSIMに対応していて、1つの携帯電話で2つの電話番号を使うことができる。仕事とプライベートの携帯を分ける使い方も1台のスマホで2つの携帯電話番号の管理をすることでいくつもスマホを持つ必要がなくなる。アプリの複製は出来ないから、その辺りは昨今のAndroid端末と比べると残念。

Face IDは非搭載！Touch IDによる指紋認証！

iPhone SEには顔認証のFace IDは非搭載。ホームボタンに内蔵されている指紋認証センサーによるセキュリティ「Touch ID」が搭載されている。技術的には最先端のものではないんだけど、マスク生活が長引いている今だからこそ需要はある機能だといえる。

地味に通信機能が向上！「Wi-Fi6」に対応！

メインの通信機能は4Gではあるものの、通信機能も実は向上していて、より高速な新規格の「Wi-Fi6」に対応している。こう考えていくと目に見えない機能は全てiPhone11と相違がないと言ってもいい。

圧倒的コストパフォーマンスを誇るiPhone SE第2世代

スペックだけを見ていくと中身はiPhone11、ボディはiPhone8のモンスターマシンなんだ。その上で値段がかなりお値打ちなのが最大の魅力。

• 64GB 44,800円
• 128GB 49,800円
• 256GB 60,800円 (全て税別)

このスペックでこの価格であれば、往年のガジェットファンも納得。「Appleにしてはやるじゃん！」と思った人も多いだろう。

「11世代の低価格iPhone」と言えます。今後出てくる規模のアプリにも対応することができる。

実際の使用感と弱点

ここからは俺が実際に使ってみた感想を書き留めていく。これからiPhone SEに乗り換えを検討している人はぜひ参考にしてほしい。

サイズが小さい。コンパクトで使いやすいが…

まずは何度も触れているけど、サイズが小さい。俺は「大きければいい」というタイプではないから、この辺りは好印象。小さいながらにハイスペックというのにはロマンを感じずにはいられない。

iPhone X以降のminiシリーズ以外を使っていた人には重量が軽いのと、そのサイズ感に慣れるのに苦労すると思うんだけど、慣れてしまえば、かなり使いやすい。個人的にはケースをつけて使いやすい厚さに調整することをおすすめしたい。

キーボードのサイズも小さいから、今までの携帯のように思うように文字が打てなくなるけど慣れれば問題ない。

Face ID端末との差になれるのに四苦八苦！

Face IDの端末と使い勝手が違うものがいくつかあって、それが下記。

• アプリを閉じる
• タスク表示
• コントロールセンターの呼び出し

この辺りは慣れるまで少し苦労する。まずアプリを閉じる時には、ホームボタンを押し込む必要があるんだけど、今までの感覚で画面下からスワイプをしてもアプリを閉じることはできない。

画面下から上にスワイプをすることでコントロールセンターが呼び出される。これもFace IDの端末だと画面右上部から下にスワイプすることで呼び出されるものだから、違和感を感じることになる。ちなみに画面上部から下にスワイプをしても通知センターしか呼び出すことはできない。

バックグラウンドで動いているアプリを呼び出すタスク表示はホームボタンを2回押し込むことで呼び出される。いくつか操作感が違うことがあるから、違和感を覚えると思うんだけど、こればかりは慣れるまでの辛抱。

動作は快適。バッテリー持ちも十分。

以前使っていた端末がiPhone XSだったから、中身だけを考えると1世代バージョンアップしたことになるんだけど、動作は間違い無く快適。さくさく動くし、重たいゲームを開いても快適にプレイができる。

バッテリーも以前のiPhone XSと比べると充電持ちがいいんだけど、iPhone XSももはや3年以上の付き合いだから、バッテリー劣化は否めないから正確な比較は不可能。

撮影された写真が小さい

画面とカメラの関係だから、仕方ないことなんだけど、撮影された写真が小さい。iPhone SEで見る分には問題はないけど、大画面のスマホに転送した時に少ししょぼく見える。画質は美しいから、自分で楽しむ分には問題はない。

【まとめ】iPhone SE(第2世代)は間違い無く、「11世代のiPhone」コストパフォーマンスが最良のApple製品

はっきり言っていい商品。これだけのスペックでありながら、iPhoneの中でも圧倒的ロープライス。機能面で見れば、他のiPhoneの方が優れていたり、他のスマホの方がいい。というのはわかるんだけど、コストパフォーマンスで考えると間違い無くiPhoneの中では随一。

今、iPhone SE(第3世代)の発売間近か？と話題になっているんだけど、普通に携帯を使う分にはこの第2世代で十分。コスパは間違いなく最強のApple製品。

【裏技】僕がiPhone SE(第2世代)を購入した価格は「一括払いで10円」だった

今回俺がiPhone SE(第2世代)に乗り換えたのには大きな理由があって「一括払いで10円」で購入できたからなんだ。この方法は後日解説をしたい。